毛穴っていったい何?

毛穴はこんなにスゴイ

毛穴とは生物の皮膚の表面にある毛のはえる小さなな穴のことをいいます。その数は体の部分や生まれつきによって違ってきますが、男の毛穴も女の毛穴も大体同じで全身で約500万個、顔だけで約20万個、頭には約10万個あるといわれています。この数は、生れてから死ぬまで変わりません。

この毛穴にはうぶ毛の生える軟毛性毛包、髪やひげの生える終毛性毛包、皮脂を大量に分泌する脂腺性毛包の3種類あります。実はこの小さな毛穴、生物が生きていくために欠かすことの出来ない重要な役割を持っています。

そのひとつとして、哺乳類などの恒温動物は毛穴から生える体毛によって、気温の変化や外部からの刺激に対して体を守っています。寒い国の動物に毛が多いのは、厚い毛で体温調節をしているからなんです。
人間も原始時代にはサルのように全身が毛で覆われており、進化するにつれて不必要な部分の毛は退化していったと考えられています。

その他の毛穴の役割として、大気中のさまざまな病原菌や雑菌からお肌を保護するという働きがあります。
毛穴は奥にある皮脂腺から皮脂という脂肪を含んだ液体を皮膚の表面に分泌します。この分泌された皮脂から皮膚常在菌である表皮ブドウ球菌が弱酸性物質をつくります。
お肌を弱酸性に保つことによって雑菌の繁殖を抑えることができるのです。

さらに、毛穴にはお肌の潤いを保つという保湿の役割があります。
皮脂腺から分泌された皮脂を、毛穴の中に生息するアクネ菌が分解し、脂肪酸を作りだします。この脂肪酸と先ほどの弱酸性物質が合わさって皮脂膜という薄い膜をつくります。この皮脂膜が、お肌をつつみ込んで角質から水分が蒸発するのを防いでくれているのです。